STYLINGCARE

さて、突然ですが「私の顔は完璧だ」と思っている人はこの世にいるでしょうか?どんなに美しい人でも本人には何かしらのコンプレックスがあると思います。当然私も自分の顔に対するコンプレックスというものはありましたが、私には「メイクを学ぶ」ということがありました。キレイに、そしてカワイクなりたい!という思いがそうさせたのだと思います。
メイクって何のためにするのでしょう?自分に自信を持つため?周りの人にいい印象を与えるため?一番綺麗な自分を見せたい誰かがいるから?きっといろんな理由があると思います。
ただひとつ私が言えることは、「メイクは顔のコンプレックスを解消してくれると同時に、なりたい自分になれるものである」ということです。今回は3つのパターンの作り方をお教えしたいと思います。
あなたのなりたいイメージの参考にしていただければ、うれしく思います。
メイク講座の前に・・・
自分の顔を鏡で見てみてください。あなたはどんな顔ですか?
いつも周りの人から見られているあなたの顔。
あなたはどんな顔になりたいですか?人にどんな風に見られたいですか?
やさしい人?かわいい人?きれいな人?
なりたい自分をイメージしてみてください。ではこれよりはじめましょう。
  
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  モデルさんには、ism Kenjiのモデルとしていつも協力してもらっているIzumiさんに登場してもらいました。
	「メイクの方法次第で、どんな印象もつることができるぞ!」
	ということを感じてください。
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	・ラインを直線的にしすぎないよう注意すること・眉山の位置が外側に行きすぎないようにすること
 ・ライトブラウンなどの明るめの色を使用すること
 ・眉毛自体がしっかりしている場合は眉マスカラなどを使用して明るさを出すとより効果的
 
	・色はソフトなピンク系、「血色の良い顔色」を思わせるナチュラルな色を意識すること・ほおの中央からコメカミに向けて、ぼかすようにつけるのが良い
 ・ほお骨の位置にハイライトを入れると、顔の印象にメリハリが出る
 ・ハイライトには黄色系のパールを使うと効果的
 
	・マット系のものを選び、肌の「透明感」を意識すること・リップやチークとのバランスを心がけ薄付けにすることがポイント
 
	・ハイライトを入れてクスミを消すよう心がけること・アイシャドウにはビビッドな色は避け、ブラウン系を使用すること
 ・マスカラは鮮やかなブルーなどを避け、ブラウンやボルドーといった深みのある色
 のマスカラを使用するようにしましょう。黒だと強くなりすぎるので注意
 
	・ソフトな印象にするため、リップラインは直線的にならないよう注意・グロスは唇の中央に重ね付けすることで丸さが強調できる
 
	女性らしい柔らかさを感じさせるポイントは「直線ではなく曲線」にあります。また色も強い色ではなくソフトな色を使用するのが良いですね。Izumiさんの場合、特に目のチカラが強いので、強い色を使ってラインを引いてしまうと、シャープさが強くなってしまい、どんどんクールな印象となってしまいます。ソフトな色を使って目の強さを抑えることで「やさしい」印象をつくりあげています。 
	「やさしい」をイメージさせるヘアスタイルは、メイクと同様に柔らかな曲線と程良い艶感を出すことがポイントです。ヘアシルエットはリップを軸に、ボリュームポイントを下にもってくることでまとまり感を出します。メイクで作る曲線と、ヘアの流れやシルエットの曲線に統一感を持たせることが「やさしい」のポイントです。 | 
  
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	・あまり細くならないように心がけること・眉頭はいじらない方がベター
 ・明るめの色を使用し、やや短めに描くことがポイント
 
	・オレンジや赤味の強いピンク系がオススメ・チークにハイライト(パール系)を混ぜて使用するのも良い
 ・中心から丸く横に流すようにつけることがポイント
 ・笑った際にもりあがる部分に少し濃いめに付けると、よりカワイイ印象に
 
	・くすみを消す程度に使用すること。つまり厚塗りにならないように心がけること・艶感、透明感を消さないことが絶対条件
 
	・シャドウを使う際は、ポップなオレンジやイエロー、グリーンなどがオススメ・シャドウとは反対にラインとマスカラには黒を使用すること。そうすることでクリっ
 とした目の印象になる
 ・よりキュート感を出すために、赤や水色、緑といったカラーマスカラを使用すると
 効果的
 ・ハイライトにパールなどの鮮やかな色を使用しても良い
 
	・強い色を使わないようにするのがベター・グロス感のあるものを選ぶこと
 ・赤ちゃんのプリプリとした唇を目標としましょう
 
	普段のIzumiさん(ベースの写真を参照して下さい)からは一番遠いイメージのため、ほんの少しの間違いで全然似合わないものになってしまいがちです。Izumiさんのように、凛とした大人っぽい顔立ちの人を、キュートで幼さを感じる顔立としてつくるために意識することは、眉など顔の印象のなかでも比較的強いものを極力抑えることです。形だけではなく色のイメージとのバランスを考えながらメイクしていくことがポイントです。
	 
	メイクでIzumiさんの強い目元や眉の印象を抑え、ピュアで可愛らしいイメージのベースができあがったため、ヘアスタイルでさらにそのイメージを高めます。スタイルの方向性としては、ほお骨を軸にした丸みの強いシルエットをつくりました。シルエットの丸さと、毛先の軽いタッチをつくることで、よりキュートで初々しい印象をつくりあげることができました。 | 
  
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	・直線を意識して細めに描き、眉山を外側にもってくることがポイント・ソフトな色ではなく、深みのあるブラウンなど強い色を使用すること
 ・眉尻まで丁寧に描くことを心がけるように
 
	・ほお骨の横から縦にいれるのが良い・ブラウン系の色をはじめに使用し、顔色にあわせて赤味を足していく方法がベター
 ・顔の形によってはチークのいれすぎに注意
 ・シェイディングをしっかり入れてシャープ感を出しても良し
 
	・マットになりすぎると、「厚化粧」な印象になってしまうので注意・メリハリのあるベースづくりを意識すること
 
	・「切れ長」に描くことがポイント・「切れ長」に見えるようにアイライン、マスカラともに目尻側にポイントをおくこと
 ・シャドウは深みのある色でグラデーションをつけると良い
 ・グラデーションにはブラウンやボルドー系の色がオススメ
 ・目の印象を強くするために、目頭にハイライトをいれるとより良い
 ・下まぶたの目尻側にもシャドウを入れることで、目の印象に深みが出る
 
	・リップラインはペンシルでしっかりと描くこと・唇が薄い方は、オーバーリップ気味に描くよう心がけること
 ・グロス感は必ず出すよう注意
 ・基本的には濃いめの色を使用しますが、ヌードベージュでも良い。白っぽくなら
 ないように注意すること
 
	Izumiさんのイメージには最もはまりやすいメイクです。持ち前の目の強さを強調し、キリリとした直線的な眉をつくってあげることで、オトナっぽい印象を演出することができます。さらに、リップにはグロスを使い艶感のある口元をつくることで女性らしさを出せば「きれいなイイ女」のできあがりです。このときベースは薄付けにして肌の艶感を残すこと。マットにしてしまうと「厚化粧」な印象となってしまいますので注意してください。
	 
	メイクのイメージと統一感をもたせることがポイントです。直線的なラインイメージを作り上げることによって、よりシャープな印象となってきます。顔周りを直線で包みながら、アイポイントを軸にほお骨ラインに沿ってシルエットをつくると、シンプルで洗練された大人らしさが生まれてきます。Izumiさんの持ち味をいかしたスタイルですね。 |